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静かな丘

丘の上の一本の木が、そよ風に揺れている。村の灯りがぽつぽつとともり、パンを焼く匂いが漂ってきた。木はただ静かに、長い時を見守っている。今日もまた、ゆっくりと夜がやってくる。

初恋の予感

朝の光が街の隅々を照らしている。待ち合わせの時間まであと十分。歩道の向こう、彼女が歩いてくるのが見えた。今日はただ、一緒に散歩するだけ。でも、それがたまらなく特別なことのように思えた。

備考

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